
湯と“かわいい”にたっぷり浸かる、道後ショートトリップ。
卒業シーズンの春、友だち、仲間とどこか遠くへ。温泉、アート、グルメとそのまちのとっておきスポットを1泊2日にぎゅっとつめて。そんなわがままを愛媛屈指の人気観光地・道後で叶えましょ。温泉好き、おしゃれ好きを満たす最高の道後ショートトリップをご案内します。
道後エリアは、お店、お宿がキュッとコンパクトに集まった湯のまち。だからこそ短い滞在時間でも満足できちゃう。ではさっそく、行ってみましょう!
SPOT 01グルメも空間も居心地もグッド。
「道後 白鷺珈琲」

まずは、道後のメインストリート「道後商店街(道後ハイカラ通り)」の入り口付近にある「道後 白鷺珈琲」から。2019年オープンのカフェは、若い女性を中心にいつもにぎわう人気店です。

店内の壁に大きく描かれたイラストは、思わず写真に撮りたくなるほどクール&圧巻。窓際の席に座れば、松山の中心地と道後エリアを結ぶレトロな建物の「道後温泉駅」が眼下に。この駅で発着する小さな列車「坊っちゃん列車」のかわいい姿もチェック!

「道後 白鷺珈琲」の人気を支えるのが、カフェグルメのクオリティの高さです。地元のおいしいものや人気店とコラボしたり、自家製でとことん味にこだわったり。モーニング、ランチ、カフェとどの時間もおすすめ。空間、雰囲気、味、一皿のうつくしさに、きっと胃袋も心もわしづかみされますよ。
住所:愛媛県松山市道後湯之町12-1 2階
営業時間:11:00(土日祝、繁忙期のみ9:00〜)〜18:00(食事/LO.17:00、その他/LO.17:30)
定休日:無休
TEL:090-9550-1388
URL:https://shirasagicoffee.com/
SPOT 02「Mustakivi」へ。
“かわいい×洗練”の日用品を求めて

道後エリアには温泉やお店、宿だけではなく、神社や寺も多く、その大半が登り坂や急峻な階段の先からまちを見守っています。「宝厳寺」もその一つ。名刹へといざなう参道の途中に、道後観光の新スポットがあるんです。その名も「Mustakivi(ムスタキビ)」。

北欧の響きをたたえたショップは、フィンランド発の有名ブランド「マリメッコ」や「アラビア」で活躍した石本藤雄さんがプロデュース。2020年にフィンランドから帰国した石本さんのアトリエも隣接しています。80歳を超えても衰えることのない感性と気力。そのするどい感性が生みだす無二のかわいさに心奪われながらも、ピリッと背筋が伸びる場所です。

器、壁飾り、手ぬぐい、マスキングテープなどなど、アートギャラリーのような白い空間に心地よく並べられた商品をぜひじっくり鑑賞してみて。店内で写真を撮るのも、旅の最高のおみやげになりそう。
住所:愛媛県松山市道後湯月町3-4 上人坂テラス
営業時間:11:00〜17:00
定休日:月曜〜木曜
TEL:089-993-7497
URL:https://mustakivi.jp/
SPOT 03アートと湯のかけ合わせ、
外湯「道後温泉別館 飛鳥乃湯泉」

道後に来たからには、温泉に入らなきゃ。人気観光地でありながら、地元の人にも愛される道後温泉は、良質な湯と、リラックスできる雰囲気、建物のユニークさなどで多くの人を魅了しています。

道後温泉の「外湯(そとゆ)」は3つ。中でも新しい施設が、飛鳥時代の建築様式を取り入れた「道後温泉別館 飛鳥乃湯泉」です。写真家・映画監督の蜷川実花(にながわみか)氏の作品で埋め尽くされた中庭はいま、道後指折りのフォトスポット。一面の花畑のように、鮮やかに足元に広がる花の写真をじっくり鑑賞した後、新湯屋へ。

実はいま密かな人気なのが、2階個室(休憩室)なのだとか。1階で湯を堪能したあと、階段を登り、愛媛の伝統工芸と最先端のアートのコラボ作品が彩るプライベート空間へ。

個室を利用すると、市の花・椿をモチーフにしたキュートなお茶菓子もついてきますよ。道後の湯の効能と余韻をじんわり感じながら、ゆったり過ごしてみては。
住所:愛媛県松山市道後湯之町19-22
営業時間: 6:00〜23:00(コースにより異なる)
定休日:無休
TEL:089-932-1126(道後温泉コンソーシアム)
URL:https://dogo.jp/onsen/asuka
SPOT 04「伊織本店」でタオル、
柑橘との新しい出会い

新旧の店がひしめく道後商店街を散策するのも、道後の楽しみ方。温泉アイテム、タオルを求めるなら、「伊織本店」へぜひ。「今治タオル」をはじめ、デザインや質にこだわったタオルの、ふかふかな触り心地と柄の個性にきっと驚くはず。

店の奥へ進むと、オレンジ色ののれんに「蛇口みかんジュース」の文字を発見。“愛媛の蛇口からは、みかんジュースが出るらしい”。まことしやかに語られてきた都市伝説を実際に体験(有料)できるんです。

一番人気は、柑橘の3品種を飲み比べできるもの。柑橘王国・愛媛ならではの、めずらしい品種のジュースにも出会えますよ。

館内のあちこちにナイスなフォトスポットがあるのも、伊織本店の魅力。手で、目で、舌で楽しみながら、タオルと柑橘の奥深さに触れてみて。
住所:愛媛県松山市道後湯之町20-21
営業時間:9:00〜21:00
定休日:無休
TEL:089-913-8122
URL:https://www.i-ori.jp/
SPOT 05カジュアル&アートなホテル
「道後hakuro」に泊まる

平地なイメージが強い道後の温泉街ですが、実は小高い山まで続いており、山の上にも宿泊施設が点在しています。そのひとつ、「道後hakuro」は2020年にオープンした、シンプルモダンが光るカジュアルホテル。ロビー、廊下、風呂、客室と、あらゆる空間にセンスよくアートが散りばめられているのが特徴で、特に若い世代から支持を集めている人気宿です。

部屋にも、ホテルの非日常を楽しむ工夫が。全室レコードプレイヤー付き。音楽と空間でムーディーな夜を過ごせそう。

道後の湯を引いた大浴場では、巨大な壁画を眺めながらの湯浴み時間を。カジュアルでありながら、空間、設備、おもてなしとすべて満たされることまちがいなしです。
住所:愛媛県松山市道後鷺谷町3-1
TEL:089-903-8960
I N:15:00〜、OUT:〜10:00
URL:https://www.dogohakuro.jp/
SPOT 06足湯×カフェは道後の新定番。
「足湯カフェ 坊っちゃん」

最後に、道後の新足湯スポットをご紹介します。道後には、手軽に道後温泉を楽しむ足湯スポットも多く、最近では、足湯をしながらカフェ時間を過ごす“足湯カフェ”も登場。中でも“かわいい”と話題なのが、「足湯カフェ 坊っちゃん」。「道後温泉本館」すぐそばの「坊っちゃん広場」で2022年4月から営んでいます。

ドリンクは、道後のショコラティエがつくる「ホットチョコ」や柑橘のフレッシュジュースから、ビールまでそろうラインナップ。道後を歩き尽くした足を労いつつ、飲みたい一杯で道後ならではのくつろぎ方をぜひ、味わってみて。

コンパクトな湯の街で、“かわいい”をキーワードにめぐる道後旅。心ときめくスポットが、まだまだありますよ。ぜひ、気の置けない友だちと、仲間と、この春の最高の思い出をつくってみてくださいね。