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春の松山城で、桜景色と城めぐりを堪能する

春の松山城で、桜景色と
城めぐりを堪能する

松山中心地
夫婦旅春のお出かけ桜の名所松山城ARVR

「現存12天守」に数えられ、日本100名城としてもその名を連ねるなど、全国的に名高い「松山城」。難攻不落の城とも評される名城では今、デジタル技術を使って、往時の姿をリアルに感じる体験もできちゃいます。桜の名所でも知られる松山城へ、この春、出かけよう!

愛媛・松山市の中心に立つ松山城。標高132メートルの小高い勝山のてっぺんにそびえる平山城は、楽しみ方いろいろ。付近のロープウェー街も散策しよう。

SPOT 01「松山城ロープウェイのりば」から本丸をめざす

天守のある本丸へは登山道を歩いて行くこともできますが、松山一の繁華街にある「大街道駅」から「ロープウェー街」を歩き、「松山城山ロープウェイ東雲口駅舎」からロープウェイかリフトに乗ってめざすのがおすすめ

山頂に「本丸」を、その麓に「二之丸」、そして「三之丸」(堀之内)を築く、広大な城構えの「松山城」。天守のある本丸へは登山道を歩いて行くこともできますが、松山一の繁華街にある「大街道駅」から「ロープウェー街」を歩き、「松山城山ロープウェイ東雲口駅舎」からロープウェイかリフトに乗ってめざすのがおすすめ。

どんどんと高度を上げていくワクワク感を味わっていると、あっという間に降車場所へ到着します

どんどんと高度を上げていくワクワク感を味わっていると、あっという間に降車場所へ到着します。

Information
松山城ロープウェイ・リフトのりば

住所:愛媛県松山市大街道3-2-46
営業時間:ロープウェイ/ 8:30〜17:30(8月は30分延長、12・1月は30分短縮)、リフト/8:30〜17:00 ※雨天時運休
TEL:089-921-4873(松山城総合事務所)

SPOT 02「六実庵」で松山銘菓
「坊っちゃん団子」をいただく

降車場所のすぐそばにある「六実庵」は、愛媛のお土産が並び、うどんやぜんざいなどの軽食も提供しています

天守に向かう前に、ちょっと腹ごしらえ。降車場所のすぐそばにある「六実庵」は、愛媛のお土産が並び、うどんやぜんざいなどの軽食も提供しています。

おすすめは松山銘菓の一つ、「坊っちゃん団子」

おすすめは松山銘菓の一つ、「坊っちゃん団子」。求肥をあんで包んだ3色団子は、夏目漱石の小説『坊っちゃん』にちなんで作られた一口サイズのあん菓子。なめらかな口どけのやさしい味わいのあんと柔らかな求肥がコラボした、市民に愛される味をぜひ。

Information
六実庵(むつみあん)

住所:愛媛県松山市丸之内 松山城ロープウェー山頂 長者ヶ平駅前
営業時間:9:15~17:00
定休日:無休
TEL:089-945-4333

SPOT 03「松山城」で難攻不落の
謎を解いたり、お花見したり

松山城はそもそも、城攻めの経験が豊富だった戦国武将・加藤嘉明(よしあき)が築城

では、天守をめざしましょう。松山城はそもそも、城攻めの経験が豊富だった戦国武将・加藤嘉明(よしあき)が築城したもの。敵を欺くための門や石垣の造りなど、防衛のためのあらゆる手立てが講じられていることから“難攻不落”と評されています。

迷路のように組まれた石垣は、敵の方向感覚を狂わせ、進路を惑わせます

たとえば、迷路のように組まれた石垣は、敵の方向感覚を狂わせ、進路を惑わせます。このように、難攻不落のポイントを知ることが、松山城めぐりの最大の醍醐味なんです。

スマホに専用アプリをダウンロードし、ARマークのある看板にスマホをかざせば、ポイントごとに異なる迫力ある動画を観ることができます

新たに導入した「AR(拡張現実)」の最新技術によっても、その名城ぶりを体感することが可能。スマホに専用アプリをダウンロードし、ARマークのある看板にスマホをかざせば、ポイントごとに異なる迫力ある動画を観ることができますよ。

17メートルを超える高さの石垣を眺めたり、それぞれに防衛の工夫が施された一ノ門、二ノ門をくぐりぬけたりしながら、歩いて10分ほどで天守にたどり着きます

17メートルを超える高さの石垣を眺めたり、それぞれに防衛の工夫が施された一ノ門、二ノ門をくぐりぬけたりしながら、歩いて10分ほどで天守にたどり着きます。

松山城の天守は、三重三階地下一階で、江戸後期に落成した完全な城郭建築

松山城の天守は、三重三階地下一階で、江戸後期に落成した完全な城郭建築。天守、小天守、櫓(やぐら)をグルっと四方に配置し、「渡櫓」でつなぐ「連立式天守」。防衛力が高いことから、天守防衛の究極の姿であるといわれています。

天守内に設置された急勾配の階段を登った先に待ち受けるのが、この眺め

そして、天守内に設置された急勾配の階段を登った先に待ち受けるのが、この眺め。松山平野、その奥の瀬戸内海までとらえた見晴らしは、「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」で星を獲得しているほど。城から“いま”を眺めると、当時はここからどんな景色が見えたのだろう、と想像してみたり。

松山城は、桜の名所としても有名。城内に咲くのは、ツバキカンザクラからオオシマザクラまで、およそ200本。特に本丸ではソメイヨシノが一斉に咲き誇り、圧巻の桜景色が一面に広がります

松山城は、桜の名所としても有名。城内に咲くのは、ツバキカンザクラからオオシマザクラまで、およそ200本。特に本丸ではソメイヨシノが一斉に咲き誇り、圧巻の桜景色が一面に広がります。

松山城の“鉄壁の守り”をお伝えしましたが、本当に難攻不落だったのかは実は、誰にもわかりません

さてさて、松山城の“鉄壁の守り”をお伝えしましたが、本当に難攻不落だったのかは実は、誰にもわかりません。名将の知恵がはりめぐらされたこの城は、一度も攻められた記録がないのです。それは、どんなピンチの時も当時の殿様が、“戦わない道”を選んだから。名城と桜を愛でながら、歴史に思いをはせると感慨深いものがあります。

Information
松山城

住所:愛媛県松山市丸之内1
営業時間(天守):9:00〜17:00(8月は30分延長、12・1月は30分短縮)
※入場は終了時間の30分前
定休日:無休(天守は12月第3水曜休み)
TEL:089-921-4873(松山城総合事務所)

SPOT 04「宇和島鯛めし もとやま」で
鯛めしを食べる

ロープウェー街で3店舗を営む「宇和島鯛めし もとやま」

松山城を後にして、ふたたびロープウェー街へ戻ると、お昼の時間。ご案内するのは、ロープウェー街で3店舗を営む「宇和島鯛めし もとやま」。この店の名物は看板通り、「宇和島鯛めし」です。

「宇和島鯛めし」とは鯛の刺身をのせ、タレをかけていただく愛媛の名物。一方、鯛を米と一緒に炊き込むのは「松山鯛めし」

「宇和島鯛めし」とは鯛の刺身をのせ、タレをかけていただく愛媛の名物。一方、鯛を米と一緒に炊き込むのは「松山鯛めし」。愛媛には、2種類の鯛めしがあるんです。鯛のおいしさをストレートに味わうのにおすすめなのが宇和島鯛めし。

絶品鯛めしをぜひ、味わってみてください

「宇和島鯛めし もとやま」では、愛媛県の南部に位置する宇和島市の近海でとれたマダイを使用。臭みがなく、上品な身のおいしさに驚くはず。県産コシヒカリの上に、刺身を並べ、タレに卵を混ぜて、たっぷりかけていただきます。それぞれの旨みが絡み合った絶品鯛めしをぜひ、味わってみてくださいね。

Information
宇和島鯛めし もとやま 松山大街道店

住所:愛媛県松山市大街道3-2-37
営業時間:11:00〜21:00(L.O.20:30)
定休日:火曜
TEL:089-948-4343

城郭のモノトーンがピンクに彩られるこの時期だけの“よそおい”をぜひ、堪能してみてください

春は、松山城を訪れるのにベストシーズン。城の造りをつぶさに観察し、ARで往時の姿をリアルに想像しながら、城郭のモノトーンがピンクに彩られるこの時期だけの“よそおい”をぜひ、堪能してみてくださいね。

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